Warning: Undefined array key "base_url_relative_path" in /var/www/html/news/system/inc/p/p300.inc on line 91
新着情報 | 丸善石油化学株式会社

新着情報

2012年度入社式社長挨拶(要旨)

経営

2012.04.02

丸善石油化学株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:藤井シュン)は、4月2日、弊社千葉工場において新入社員を迎えて入社式を行いましたので、以下のとおり、社長挨拶の要旨をお知らせいたします。



皆さん、本日は入社おめでとうございます。
今年は日本の復興が本格化する年です。巨大津波の被災地では新しい町づくりがようやく始まろうとしています。当社も創業以来の大きな火災被害を受けましたが、工場をはじめ関係部署が良く協力して復旧に努め、今週いよいよ被災したアルコール・ケトン製造装置が再稼働する予定です。2012年は当社にとって記念すべきMEK復興の年となります。皆さんはこのような当社節目の年に入社されました。当社が全社を挙げて復興を遂げるために皆さんの若いエネルギーがぜひとも必要です。がむしゃらに前進しようとする皆さんの強い心が会社発展の原動力となります。
皆さんが20年後には立派に成長し、20年後の新入社員に向かって当社の繁栄は自分達の世代が築いたのだと胸を張って誇れる先輩になってください。

本日は入社に当たり、私から3つのキーワードについてお話しします。
健康と安全と自主性の3つです。


<健康>
社会人になるということは、健康管理が自分でできるということです。健康には自信があっても、生活環境がこれまでとは大きく変わるので、しっかり自己管理を行って下さい。また、体の健康だけでなく、心の健康も大事です。ストレスを感じたり困ったり迷ったりした時は一人で悩まず、ここにいる同期の仲間や職場の先輩に相談するなど、良くコミュニケーションをとって心の病にかからないよう自分をコントロールしてください。そのために、何でも話せる同僚や先輩を普段からつくるよう心がけてください。


<安全>
私たち製造業にとって、安全は会社が持続的に発展するための大前提であり、皆さんの生活基盤を守るための基本条件です。当社はコンビナートのセンター会社であり、大事故は自社だけではなく他社にもさまざまな影響を及ぼします。当社の経営方針では安全活動を最重要課題として全社で取り組んでいます。全員で安全への感受性を高め、「どんな小さな異常も見逃さない」という意識を高めて下さい。職場にはマニュアルが整備されていますが、単純に覚えるだけでは緊急時には役立ちません。何故そうなのかを自分で考え、その意味を理解することが大切です。


<自主性>
皆さんには「会社が何かをしてくれるだろう」と考えるのではなく、「会社のために自分は何ができるか、何をやるべきか」を自分で考えて行動して欲しいと思います。入社面接の想定問答のように、負けず嫌いの精神で頑張りますとか、自分の強みを活かします、ではダメで、もっと具体的でないといけない。会社の業績を少しでも良くすることにつながらなければいけません。そういったことを自分で考えることは結構むつかしいのです。


自分で考えるための第一のポイントは自分の仕事を知ることです。
新人の間は何を質問しても恥ずかしくありません。先輩をつかまえてしつこいくらいに質問しましょう 4~5年も経ってからようやく気付いて、疑問が湧いても今さら恥ずかしくて質問できず、結局わからずじまいに終わってしまう人がいますが、教えられたことを何の疑問も抱かず、そのまま鵜呑みにする人は結局、本当のことを理解できない。若いうちに徹底的に疑問を持ち、好奇心いっぱいで質問することが仕事を知るためのコツです。


自分で考えるための第二のポイントは情報ネットワークです。
適切な情報があれば質問の幅が広がりより正しい答えが返ってきます。そのためには先輩、同僚、友人など社外の人も含めてよく人とコミュニケーションすることです。
また、若いうちにたくさん本を読んでください。やみくもに読んでいるうちにそれが本物か偽物かの区別もつくようになります。
仕事のことを知り、コミュニケーションや読書を積み重ねていくことで、だんだん自ら考える力が身についてきます。自分で努力しないひとは考える力は身につきません。


当社は従業員数900名程度の規模で大企業と言うより中堅企業です。
このような規模なので職場の風通しが良くなり家族的な雰囲気が生まれます。皆さんは、会社と言う場を通じて公私共に人生を楽しみ、人間として成長していって欲しいと願っています。そのためにも同僚や先輩とのコミュニケーションを大切にし、皆さん自身に当社の新しい風となって頂きたいと思います。


今日から充実した会社生活を送られることを願って、私からのご挨拶とします。