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新着情報 | 丸善石油化学株式会社

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2016年度入社式社長挨拶(要旨)について

経営

2016.04.01

丸善石油化学株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:藤井シュン)は、4月1日、弊社千葉工場において新入社員を迎えて入社式を行いましたので、以下のとおり社長挨拶の要旨をお知らせいたします。

我が国の石油化学業界は、日本国内におけるエチレン製造装置の能力余剰問題や、米国のシェールガス、中国の石炭など圧倒的に安価な原料をベースにしたポリエチレンが2~3年後にはアジア市場へ流入してくるとみられることなど構造的な課題を抱えており、こうした問題に対処するため、当社は独自の経営基盤強化策を進めています。2016年度からスタートする新しい中期経営計画に将来の丸善石油化学の競争力を強化するための具体策が多数盛り込まれており、計画の達成が丸善石油化学の未来を創ると考えています。丸善石油化学の未来は、皆さん自身が創らなくてはなりません。そのために、まずは先輩の経験や技術をしっかりと学び、こんどの中期経営計画の意味を教えてもらうことから始め、一日も早く「自分で丸善石油化学の未来計画を創り、これを実行する人」になってもらいたい。

本日は、「健康」と「安全」と「自主性」という3つのキーワードについてお話します。

<健康>
社会人になるということは健康管理が自分でできるということです。生活環境がこれまでとは大きく変わるのでしっかり自己管理をし、ストレスを感じたり迷ったりした時は一人で悩まずに同期や職場の先輩に相談するなど、周りの人と良くコミュニケーションをとって心の病にかからないよう自分をコントロールすること。そのために何でも話せる同僚や先輩を普段から作るよう心がけること。

<安全>
私たち製造業にとって安全は会社が持続するための大前提であり、皆さんの生活基盤を守るための基本条件です。当社はコンビナートのセンター会社であり、大事故は自社だけではなく他社にもさまざまな影響を及ぼします。当社の経営方針では安全ナンバーワン企業になることを最重要課題の一つとして位置づけ、全社で取り組んでいます。全員で安全への感受性を高め、「どんな小さな異常も見逃さない」という意識を高めること。最近の職場はどこでもマニュアルが整備されているが、そこに書かれていることを単純に覚えるだけでは緊急時には役立たない。何故そうなのかを自分で考え、先輩に質問してその意味を理解することが大切です。

<自主性>
「会社が何かをしてくれるかではなく、会社のために自分は何ができるか、何をやるべきか」を考えて行動すること。受け取ることよりも、与えることに本当の価値があるのです。ではどうやって、そして何を。その答えはひとりひとりが自分で考えて見つけていくものです。自分で考えるために必要なことは、第一に自分の仕事を良く知ることです。若いうちに徹底的に疑問を持ち、質問し、理解を深めること。第二は情報ネットワークです。情報が豊富であれば質問の仕方も上手くなり、返ってくる答えの幅も広がります。そのためには仕事以外の関わりも含めて多くの人とコミュニケーションをとり、たくさん本を読むこと。仕事を良く知り、コミュニケーションや読書を積み重ねることで次第に自分で考える力が身につきます。こつこつと努力を重ねなければ考える力は身につきません。

当社は従業員数1000名程度の規模で、大企業と言うより中堅企業です。皆さんには職場を通して連帯の価値を知り、同僚や先輩とのコミュニケーションを大切にし、当社の新しい風になって頂きたい。

以上